不動産のトラブルを回避するためには、常に慎重な行動が必要です。

スルガ銀行不正融資問題

お金にまつわる光と闇

 

「スルガ銀行不正融資問題」とは、投資用不動産を購入するための融資商品(アパートローン)の審査にまつわる出来事になります。

 

本事件は静岡県にある地方銀行「スルガ銀行」にて起こり、同行が扱うアパートローンが本来の審査基準を満たさない事業者に対して、書類を改ざんして不正に融資が行われていたという銀行の絶対の信頼を揺るがす大きな事件となりました。

 

 

背景には銀行内にはびこる大きな問題の示唆も

不正融資の問題は当初、スルガ銀行の債権回収が不可能になるということが問題にあたると指摘されていましたが、本質的にはそれだけが問題ではありませんでした。

 

実際は同行において蔓延していたパワハラの影響で、書類を書き換えてでも契約を結びつけノルマを達成しなければいけない状態が今回のような不正融資につ繋がったのだという点で、新たに物議を醸しました。

 

 

かぼちゃの馬車問題

一万円札と手錠

 

スルガ銀行の不正融資問題の根本的な原因を探る上で避けて通れないのが、同じく2018年に発覚した「かぼちゃの馬車」問題です。
かぼちゃの馬車は株式会社スマートデイズが運営している女性専用のシェアハウスになります。

 

かぼちゃの馬車の建物はサブリースで運用されていましたが、オーナーに対しての賃料が支払われない問題が巻き起こり、連鎖的にスルガ銀行の不正融資が発覚した事件になります。
かぼちゃの馬車を運営していたオーナーの中には自己破産を余儀なくされたケースもあり、世間を震撼させました。

 

問題の原因はサブリースではない

今回はサブリースという形態が事件の鍵を握っていましたが、問題の真相は建設会社からキックバックを受け取っていたことにあるとされています。
サブリース業者単位でなく、業界を包括的に含んだ広い範囲での問題となったのです。

 

 

積水ハウスの地面師問題

地主になりきる詐欺師のイメージ

 

不動産業界といえば名が上がるほどの有名企業「積水ハウス」は2018年の10月に大きな事件に巻き込まれました。
それが「地面師による詐欺行為」です。

 

事件の鍵となったのが都心の好立地にある廃業した旅館「海喜館」で、本来なら営業部で行う取引を社長自ら出向いて交渉を行うなど、イレギュラーなほど大きな取引でした。
取引が決定した後は何度も営業部が打ち合わせを行ったにも関わらず、相手が偽の地主だと見抜けずあっという間に63億円が騙し取られる驚きの事件となりました。

 

 

事件を生み出した地面師とは

 

地面師とは詐欺師の一種で、土地の所有者以外のものが地主になりすまして勝手に土地を売却してお金を騙し取る詐欺師のことです。
不動産バブル期に流行し、積水ハウスの事件で再び存在が明るみになりました。

 

 

不動産取引は背後のトラブルに注意

トラブルに巻き込まれ自己破産するイメージ

 

不動産業界は複雑な業界事情が多く、いつトラブルに巻き込まれるかわかりません。
個人単位でも自己破産に追い込まれる事態は簡単に起こってしまうので、トラブルに巻き込まれないための自己防衛が大切になるのではないでしょうか。